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ラフォルジュロンデコラシオン la forgerone decoration  岡本祐季(改 友紀)鉄装飾家artist    鉄に上品な繊細さ、重力から解放された軽やかさを求めて「空間が和み 気持ちが解き放たれる鉄。」を作り続けています。永遠のテーマは鉄で紡ぐ光と影の洗練された美しい世界。 シャンデリアやオブジェを制作。 ゆきぱんというフライパンも制作中。


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ラ フォルジュロン
デコラシオン 
la forgerone
decoration

鉄は美しく繊細で
軽やかで美しい。

鉄で紡ぐ光と影。
幻想的で美しい鉄の世界。

そんな新しい鉄の概念を。
糸のように紡ぎ出したい。



フランス語で鍛冶屋を意
味する le forgeron
(ル フォルジュロン)の始まり
と終わりを女性名詞風に
アレンジした造語。
男性のイメージが強い鍛
冶の仕事を女性らしい柔
らかさで包みたいという
思いを込めて
読み方も
アレンジしています。



..................


・CM出演
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BS-TBS / 女子才彩
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〜Living with Modern Crafts〜 →

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私はこうして鍛冶屋になった。1

「鍛冶屋になるまでのこと」、「アシスタントの頃」のお話を公私共によく聞かれます。
多分、この15年間の間で何万回も聞かれたかもしれない。

はじめましての会話のスタートは 「何されてるんですか?」
そこから始まることも少なくない・・・。

普通の会話で、「何されてるんですか?」 きっと何気なく聞いて、
「へー、そうなんですねー。」
と次の話題に進むことが多い、かもしれない。。。


私の場合、はっきり言って、リアクションをもらえるネタを仕込んでいるような仕事の気がする。

「何してるんですか?」
「鍛冶屋です」
「へ??鍛冶屋って何ですか?」

鍛冶屋を知っている人はもっと 「へ???」 と言う顔をする。
(鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしてくださった1番の方はMAYA MAXX さんでした・・笑)


なんで鍛冶屋になったの?
どうやってなったの?
よく聞かれるのでなんだかblogにも書いている気がしていたのだけれど、
そういえば、書いてなかったかなぁ。
はて?


ちょうど4月だし、ちまちま思い出しながら書いていこうと思います。
きっと書いてることもあるだろうけど、多分、書いてないこともあるだろう。
もしかしたら何かをはじめたい、でもはじめられない・・・。と言う人もいるかもしれないので、
悩むより行動したら何とかなるよーと言うblogのつもりでもあります。



題して
「私はこうして鍛冶屋になった。」
私はこうして鍛冶屋になった。1_b0072234_233831.jpg

鍛冶屋といっても鍬や刀を作っているわけではないですよ。
こんなのとか、シャンデリアとか、作ってます。


興味ない方は、飛ばしてね。




バブル絶頂期に就職活動をし、証券会社に営業職で就職が決まり、その当時もてはやされた職業のひとつの
「証券ウーマン」と言う、時代に乗った花形のお仕事に浮かれていたら・・・
なんてこったい卒業間近でバブルが完璧はじけた・・・。
とは言え、バブルの残り香がプンプンで落ち込んだ日経平均も持ち直すだろうと安易に言われていた27000円台。

入ってみると、入社と同時に証券不祥事発覚で新入社員の私たちは初めての仕事がとにかく「平謝り」の連続。
当時1000万預けてたつもりだったのに蓋を開けてみたら500万に減っていたりする人がごまんといるわけですから
怒られ方も泣かれ方も半端じゃありません。
当然です。
自分のことに置き換えたらたまったものではありません!!
ばったばったと先を切ってやめていく先輩達。そりゃそうだ・・・。

新入社員の頃は朝7時前に出社し夜10時に帰社。(後に8時出社の7時帰社になりましたが)
モグラのような生活です。

数年間働きましたが、当時の私には株式売買や債券売買の営業活動に夢がもてませんでした。
(今だったら面白そうなんだけどなー)
離職する時は株は買えば下がるし(信用取引ができる方ならいいのですけどね)、投資信託もなかなか販売が難しい。
営業むいていないなぁ・・・と思いつつお仕事してました。(株はおもしろい)
お給料頂いていたのに本当にすみません。
(今考えると本当に甘くて申し訳がなさすぎる・・・)


もともとものづくりが好きでオブジェを作ったり、絵を描いたり、裁縫をしたりしていて
ものづくりで食べていきたいなぁ・・・と思っていたけれど、今の技術ぐらいじゃ仕事にするには無理だなぁ・・・と
スタートさせる前にあきらめていたんですね。
あれもこれもしたいけど、先駆者がたくさんいて、私では無理じゃないだろうか・・・。
そんな気持ちでいっぱいではじめの一歩を踏み出すこともできなかったのでした。


仕事をやめたいと悩んでいた時に自分で聞いた「たった一言」がきっかけで鍛冶屋の入り口に立ちました。

ずっと通っていて親しくなったカフェのマスターに鉄のインテリアを指差して
「このインテリアはどこで買ったんですかー?」 と。。。

帰ってきた答え
「わしが作ったんじゃ」

その時に頭によぎったのは
「え?これ、つくれるの???作りたい!」で、次の言葉は何も考えることもなく
「教えてください」
と言ってました。

でもって、その月の終わりには会社を辞めてましたよ。


ただ、師の言葉は剣もほろろの「女の子には無理じゃけぇ」 でしたが・・・。チャンチャン。




2につづく。




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by la_forgerone | 2010-04-23 23:33 | 私はこうして鍛冶屋になった。