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ラフォルジュロンデコラシオン la forgerone decoration  岡本祐季(改 友紀)鉄装飾家artist    鉄に上品な繊細さ、重力から解放された軽やかさを求めて「空間が和み 気持ちが解き放たれる鉄。」を作り続けています。永遠のテーマは鉄で紡ぐ光と影の洗練された美しい世界。 シャンデリアやオブジェを制作。 ゆきぱんというフライパンも制作中。


by la_forgerone

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ラ フォルジュロン
デコラシオン 
la forgerone
decoration

鉄は美しく繊細で
軽やかで美しい。

鉄で紡ぐ光と影。
幻想的で美しい鉄の世界。

そんな新しい鉄の概念を。
糸のように紡ぎ出したい。



フランス語で鍛冶屋を意
味する le forgeron
(ル フォルジュロン)の始まり
と終わりを女性名詞風に
アレンジした造語。
男性のイメージが強い鍛
冶の仕事を女性らしい柔
らかさで包みたいという
思いを込めて
読み方も
アレンジしています。



..................


・CM出演
資生堂 / エリクシールシュペリエル
 → 動画★
サントリー / 金麦(広島版)

・全国番組出演
NHK / グラン・ジュテ 
BS-TBS / 女子才彩
フジテレビ /
キレイのタネ /にじいろジーン
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家具と人
〜Living with Modern Crafts〜 →

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打つと叩く



鉄が紡ぐ幻想的な光と影、鉄の上品な繊細さ、重力から解放された軽やかさを求め
「空間が和み、気持ちが解き放たれる鉄。」を表現制作している
鉄装飾家artist の岡本祐季です。

I am Yuki Okamoto, an artist dedicated to exquisite ironworks that bring grace to the space and liberty in mind.
My aspiration is to let the ironworks express mystical light and shadow, elegant delicacy, and freedom from gravity.



「打つと叩く」
私は「鉄を叩く」とずっと表現している。
「何度も何度も火に入れ、真っ赤に焼き、叩き、曲げ、造形する」と。

打つと叩く_b0072234_10295481.jpeg


昨年だったか一昨年だったか
「鉄を叩くより、鉄を打つ」の方が表現がよい、と
どなたかがコメントをくださった。

で、確かに
叩くより打つの方が
文字で見える印象も音の響きも美しく感じた。

鉄を打つ、鉄を叩く

同じ動作だけど、叩くよりも打つの方が
軽やかだし、さっき書いたけど響きが美しい。

で、少し「打つ」で書いてみたことがある。
でも、しっくりこないのよ。

今日も鉄を叩いてるんだけど、
打つと叩くと私の中で何が違うのか。
思い浮かべながら叩いてた。

打つだと
鼓を打つ、舌鼓を打つ、、

そんなポーン!っていう感覚の
軽やかさが私の中にはあるのかな。

打ち込む、なら合うんだよ、打ち込むなら。笑
ズドン!っだから。


鉄は叩いてる時に跳ね返ってる反動があって、
それが続くことで何時間も叩いていることができる。

反動が全くなければ体力的にも続かない。
もちろん叩いてるだけでは伸びも鍛えられもしないので叩く時に力を込める。
(なので、大変なのは大変)

力を込めてなければカンカンと叩いているのも、
打つと表現するのに合うかな、と思った。

ただ、力を込めてないと形にはならない。

私の場合力が足りないから力を込めてないと思った通りの形にならない。

打つの方が響きが綺麗だけど
今のところ叩くの方が私の動作にはしっくりくる。

つまり、軽やかではないんだな。

「打つ」と「叩く」
長年「叩く」を使っている私から感じた美しい響きは
「打つ」なんだけど
まだまだその境地に身体が追いついてない。

せっかく綺麗な表現を教えてもらえたけれど
「叩く」が私が表す表現として合っているなぁと
打つ、叩くを思いながら数時間叩いてた。

そうすると
「打つ」と「叩く」を思いながらでは私の中の力の配分が違っていたのが笑える。

もう何年かしたら
「打つ」を使い始めてるかもしれないけど
微妙な日本語の響きは自分の内面との擦り合わせが必要なんだな、と。

まるで言霊だと感じた。。
言霊的なものが体の中にもしっかりとあるのだな。


打つと叩く_b0072234_10295726.jpeg


by la_forgerone | 2023-04-07 10:32 | 製作の日々