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ラフォルジュロンデコラシオン la forgerone decoration  岡本祐季(改 友紀)鉄装飾家artist    鉄に上品な繊細さ、重力から解放された軽やかさを求めて「空間が和み 気持ちが解き放たれる鉄。」を作り続けています。永遠のテーマは鉄で紡ぐ光と影の洗練された美しい世界。 シャンデリアやオブジェを制作。 ゆきぱんというフライパンも制作中。


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ラ フォルジュロン
デコラシオン 
la forgerone
decoration

鉄は美しく繊細で
軽やかで美しい。

鉄で紡ぐ光と影。
幻想的で美しい鉄の世界。

そんな新しい鉄の概念を。
糸のように紡ぎ出したい。



フランス語で鍛冶屋を意
味する le forgeron
(ル フォルジュロン)の始まり
と終わりを女性名詞風に
アレンジした造語。
男性のイメージが強い鍛
冶の仕事を女性らしい柔
らかさで包みたいという
思いを込めて
読み方も
アレンジしています。



..................


・CM出演
資生堂 / エリクシールシュペリエル
 → 動画★
サントリー / 金麦(広島版)

・全国番組出演
NHK / グラン・ジュテ 
BS-TBS / 女子才彩
フジテレビ /
キレイのタネ /にじいろジーン
/ こんな仕事があったんだ

・掲載本
家具と人
〜Living with Modern Crafts〜 →

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細見美術館 特別展 初代志野宗信没後五百年記念 香道 志野流の道統

3月4日から京都の細見美術館で
「特別展 初代志野宗信没後五百年記念 香道 志野流の道統」が
開催されます。
細見美術館 特別展 初代志野宗信没後五百年記念 香道 志野流の道統_b0072234_20444592.jpg

この度、香道 志野流の若宗匠 蜂谷宗苾様にお話を頂きまして
3階のお茶室 古香庵で開催される聞香会のしつらえの一部として
作品を制作させていただきました。
細見美術館 特別展 初代志野宗信没後五百年記念 香道 志野流の道統_b0072234_20335932.jpg

長年、日本の伝統文化の「道」の世界を継承されている方と
いつかはコラボで作品を作ってみたいという大きな夢を思い描いていました。
ですが、数年前には香道の志野流の若宗匠からお話をいただくとは
想像さえしていなかったです。

この数週間作るのに必死で
先日お納めしてようやくじわじわと感動が湧いてきています。
数年前にご紹介いただいた友人や折に触れ紹介してくれている友人、
きっかけを作ってくださった方々にとても感謝をしております。
そして
大きな機会をくださった若宗匠 蜂谷宗苾様、本当にありがとうございます。

細見美術館 特別展 初代志野宗信没後五百年記念 香道 志野流の道統_b0072234_21223954.jpg
若宗匠によるデモストレーション


メインの展示室では
貴重な名香と香りにまつわる美術工芸品の数々青展観し
多様な日本文化の結晶というべき"香道”と志野流の歴代の系譜を紹介されています。

お茶室 古香庵は基本は聞香会のお披露目となりますが
会期中に数回開催予定ですのでぜひみなさまご来場くださいませ(要予約)


細見美術館
展示期間 3/4〜5/31
開館時間 10:00〜17:00
休館日  月曜日
入館料  一般1,500円 学生1,300円

・・・・・・
『日本書紀』によると、日本の香文化の幕開けは、
推古天皇3(595)年4月、香木が淡路島に漂着したことに始まります。
香木は、仏教という宗教儀礼の中で重用され、やがて平安時代、遣唐使の廃止による
国風文化の勃興に伴い、中国とは別の日本独自の“香の道”の歩みが始まります。
香は和歌とともに、貴族たちが自らを表現する重要な手段となりました。
そして室町時代中期、応仁の乱後、東山慈照寺(銀閣)に於いて、
足利八代将軍義政の同朋衆 志野宗信(1443~1523)の手によって香道の基礎が作られました。
以後、志野流は500年以上にわたり、現家元20代幽光斎宗玄まで連綿と継承されています。
本展は、初代志野宗信の500回遠忌を記念して、
貴重な名香と香りにまつわる美術工芸品の数々を展観し、
多様な日本文化の結晶ともいうべき“香道”と、志野流の歴代の系譜を紹介するものです。




# by la_forgerone | 2023-03-05 21:25 | exhibition/event

ミステリアスな彼女



鉄が紡ぐ幻想的な光と影、鉄の上品な繊細さ、重力から解放された軽やかさを求め
「空間が和み、気持ちが解き放たれる鉄。」を表現制作している
鉄装飾家artist の岡本祐季です。

I am Yuki Okamoto, an artist dedicated to exquisite ironworks that bring grace to the space and liberty in mind.
My aspiration is to let the ironworks express mystical light and shadow, elegant delicacy, and freedom from gravity.


ミステリアスな彼女

ミステリアスな彼女_b0072234_10040517.jpg
私が20歳、彼女が19歳の時
クラブで毎週末遊んでた。
あそこは私にとって楽しい場だった。

居合わした事故も事件もあったけど
私にはあまり関係もなく
ただただ楽しい場。

毎週のように友達の家に明け方に戻り
(うちは当時門限10なので毎週友の家に泊まってた)
昼過ぎ頃にママとパパにご挨拶して
ご飯を頂いて家に戻る。

なんか沢山話したけど、その当時話してたことのほとんどは覚えてない。
アートのことだった気もするけど、
夢とかそんなものだったかもしれない。

日々が楽しすぎて覚えていない。

彼女が学校卒業を機に上京してからは
遊ぶ相手が変わったけど
あんまり変わりのない週末だった気がする。
夜更けまで飲んで踊って駆け引きありつつ談笑する。

長い休みの時に彼女が広島に戻ってきた時にはふたりして遊んだ。

遊びに一息ついたころ。カウンターで話してて
ついうとうとしてたら
気がついたら周りは私達二人以外は全て男で
SちゃんSちやんと男達が彼女に話しかける。
モテる女だとは認識してたけど
笑ってしまった。

いつだったかの帰省の時に
彼女と私より長い付き合いの男友達と一緒に
お茶をすることになった。

モテる彼女にはいつも年上の男の人の姿がチラホラしていた。
その中の2人。

ただの友人ぽいのは見ててわかる。
けど、いつでも姫扱い、
いや、姫というか、、
なんだろうか手を出したいけど、出せない
特別な扱い。
はっきりいって、
その男たちは若い頃からのモテ男達だった。

そんな匂いのする男の人たちだったし
モテてる話しか知らない。

面白いなぁ、ってずっと思ってたけど
その対応がどこから来るものなのかわからなかった。
彼女が席を外した隙に彼らに聞いてみた。

「ねぇ、彼女ってどんなイメージなの?」

「え?親友のお前のほうがわかってるだろ?」
「私にはわからないよ、近すぎるもん」

こんな会話の後に

「ミステリアスなんだよね、Sは」
と答えが返ってきた。

確か私は20代始めの頃で
そのセリフを言った男友達は30前。

なるほど。
彼女のミステリアスさが
周りを魅了したのだ

納得してしまった。

はっきり言ってしまうと
20歳なんて子供だ。
30歳もまだちょい子供だ。
経験も少ないし出会いも少ない。
それでも
10近くも年下の女に
ミステリアスという言葉を使う意味はわかってる。


私もそれからミステリアスという表現を考えた。
ミステリアスという言葉が
ぴったりした人は
「当時の」この彼女しか知らない。

今のようにSNSがあるわけでもない。

意図した言葉を綴って
読む相手がその言葉から連想する像、
イメージを作り上げられる
まやかしの雰囲気ではなくて
付き合ってもなお、
深く知ったと思っても
ミステリアスな彼女。


真面目に、真剣に生きてるのを見てたから
わたしの持つ彼女のイメージに
ミステリアスという言葉がなかった。

でも、
男の人が発した言葉で納得した。

わたしも彼女のミステリアスな部分に魅せられたのだった。


この正月にこれからのヴィジョンを考えようと
イメージを浮かべてた時に
ふとミステリアスという言葉が浮かび
彼女を思い出した。

私の生き方は私か決めるし、私が創る。
けれども、
「ミステリアスな」という形容詞がつく生き方は
自分では決められないし
私にはやはり縁のない生き方だと思う。

*写真は私です。Sではないです

# by la_forgerone | 2023-01-03 10:05 | 想い

初日の出



鉄が紡ぐ幻想的な光と影、鉄の上品な繊細さ、重力から解放された軽やかさを求め
「空間が和み、気持ちが解き放たれる鉄。」を表現制作している
鉄装飾家artist の岡本祐季です。

I am Yuki Okamoto, an artist dedicated to exquisite ironworks that bring grace to the space and liberty in mind.
My aspiration is to let the ironworks express mystical light and shadow, elegant delicacy, and freedom from gravity.


明けましておめでとうございます🎍
元旦の朝、初日の出を見に高台へ行ってきました。
初日の出_b0072234_13462203.jpg
広島市に近い海は島に囲まれていて実は抜け感がない。
宍道湖を見て育った幼少期がある私はまるで湖のようだといつも思う。
けれどそれが島々が連なってまるで大地に包まれているような錯覚とともに
安心感を与えてくれている。
囲まれた広島の海を見て育った私と
島根の広い海を見て育った私がいて
両方ともが私を作っているんだな、と海を眺めては思う。
高速道路を車を走らせると
耀く海が色鮮やかに空の色に色づいているのが見えてとても美しかった。
日の出の7、8分ぐらい前に高台に到着したら駐車場が渋滞していて
なんと、進行方向とは逆方向にぐるぐると車が回っていた。
運良く目の前にポッカリ空いて停めることができ、
数分でスタバで珈琲を買い、珈琲を片手に日の出を待った。
太陽が山の影から登ってきた時にうわぁ!と歓声が起き
神々しいねと近くの人の声が聞こえた。
昔も今も人々は太陽に神聖な気配を感じていて
日々の瞬間瞬間にそれを思い出す。
元旦の初日の出なんて、その最たるものだな。
帰り道にアトリエ近くの神社へ初詣をし
そのまま家路に向かう。
運転中で写真は撮ることをしなかったけど
神社から下っていく坂道から見える海に太陽が反射して
驚くぐらい金色に光っていて
太陽と海とで神々しい光を放っていた。
自然の中に神々がいると感じているのは
今も昔も、変わらない。
地球上のどこに住んでいても変わらない人類の感覚だと思う。
初日の出_b0072234_13462244.jpg
自然は時に凄まじい脅威を与えるけれど
やはり暖かく、やさしい。


今年もいろいろ起きると思うけれど
健やかに、穏やかに過ごせますように。





# by la_forgerone | 2023-01-01 13:49 | 日々のこと

岐路を思い出す



鉄が紡ぐ幻想的な光と影、鉄の上品な繊細さ、重力から解放された軽やかさを求め
「空間が和み、気持ちが解き放たれる鉄。」を表現制作している
鉄装飾家artist の岡本祐季です。

I am Yuki Okamoto, an artist dedicated to exquisite ironworks that bring grace to the space and liberty in mind.
My aspiration is to let the ironworks express mystical light and shadow, elegant delicacy, and freedom from gravity.



29歳から31歳の間の2年間
私は鍛冶屋のアシスタントを諦めていました。

どうしても諦めつかなくて続けたいんですと
師匠に再チャレンジしたので今があるわけですが、、

その2年間にどうしても諦めきれなくて
1年に1回ぐらい「作りたいものがあるんです」と
ドキドキしながらお願いして
アトリエに連れて行ってもらいました。


その時に作ったのがこの写真の帽子ディスプレイ。

若かりし頃、つば広の帽子が大好きで被っていました^^
せっかく沢山持っているので帽子を飾りたい!と作ったのでした。

岐路を思い出す_b0072234_21082452.jpeg


長年、、20年ぐらい飾っていたこの作品を先日処分しました。

なんだかとても感慨深かったです。

実はこれ、
その諦めていた時に連れて行ってもらった1日で作れるようにと
工場にあった端材の丸板を台座に使っているのですが
今なら絶対にそんな形状にしないけど
足元が上の広がりよりもかなーり小さくて不安定だったの。

つまり、帽子を飾ると倒れちゃう。

背もたれになる壁や手前に押さえがないと
立つことができない帽子立てなんですよね。
致命的でしょ。
あはははは。

そんな「モノが立つ」形状さえも理解できなかったのだなぁ、と
飾ってからこの20年近くずーっと、
このディスプレイを見ては思っていたのです。笑


さぁ!処分するぞ!とクリッパーでブチブチとカットをし、
車でアトリエに運び、
そしてアトリエでまた台座と本体をカットをして
パーツを外した時

本当に続けてこれてよかったなぁ、、
そう思いました。


諦めるしかないんだと思い込んでいたその2年間に
恐る恐る師匠に作りたいモノがあるので
アトリエに連れて行ってくださいと伝えることができて
家に持ち帰って飾っていた作品。

この帽子のディスプレイを作ることがなかったら
次に「アシスタントを続けたいんです」と伝える言葉のハードルは
もっと高いものだったと思う。


年末になると
物事を続ける続けないという岐路に立っている人も多いと思います。
やりたいことを諦めなきゃならない時って
涙が出て悔しくてとても辛い気持ちになる。

私も一度その岐路に立ち
辛いと感じていた2年を過ごした過去があって
やっぱり辛くても大変でも続けていきたいと思ったから
独立後にいろいろ続けるのが大変でも
作り続けていれる。

なので、切断したパーツをみて
本当に感慨深かった。

あの時の勇気をありがとう。

不安定なまま20年も飾っているとは思いもしなかったけど
私の部屋で長年「あの時の作りたいんだという気持ち」を
「存在」として表し続けてくれてありがとう。


今岐路に立つ誰かにとって
諦めることも諦めないことも
全てが自分にとって悔いのない選択になりますように。


私はこの道だけは
何度あの時にこうしておけばよかった!!と後悔したとしても
あの時に、、、!!と繰り返し後悔したとしても
最後に
笑って全てが最善だったんだ!!
そう思えるように進みたい。


来年もやりたいことがあるので
しっかり前向いて進んでいきます。


来年もどうぞ皆様よろしくお願いいたします。
良い年をお過ごしくださいませ。



ラフォルジュロンデコラシオン
岡本祐季

岐路を思い出す_b0072234_21141562.jpg




HPはこちらからどうぞ ↓





# by la_forgerone | 2022-12-31 21:07 | 想い

オブジェのshort movie - objet d'art 3

オブジェのshort movie 第3弾

la forgerone décoration - objet d'art 3
Yuki Okamoto 
ラフォルジュロンデコラシオン 岡本祐季


・脈樹 / 株式会社和秀不動産  
・飾り手すり / 商業施設パセーラ
・椿 / 株式会社和秀不動産
・歓喜 / 株式会社キャステム 


Tree Vessels / Washu Real Estate
Decorative Handrail / Pacela Shopping Mall
Camellia / Washu Real EstateDelight / CASTEM Co.,Ltd.










# by la_forgerone | 2022-12-24 19:19 | *オブジェ・モニュメント